刀所持のための登録証

刀を持っている方は少ないです。そもそも、刀を持っていて良いのか分からないという方はたくさんいます。実は、特殊な場合、刀は所持できます。この文章では、刀の所持を認められた証、銃砲刀剣類登録証について解説していきます。
日本では刀剣や銃砲を持っていることは、法律違反に該当するのですが、例外として、芸術として美しかったり、骨董品として遺しておく価値があるとされた刀剣や銃砲は、正規の手続きを経て、銃砲刀剣類登録証を入手すれば、所持していても違法行為には該当しなくなります。
美術品や骨董品として、価値があるか否か、というのは、銃砲や刀剣の専門家によって鑑定された結果、決定されます。わかりやすい基準としては、刀剣は、伝統的な製造法によって作られたものだったり、素材の一部に玉鋼が使われていたり、姿や刃紋、彫り物に美術的価値があったりする場合、銃砲刀剣類登録証が与えられます。また、銃砲は、火縄式などの古式鉄砲だったり、形状や彫り物に美術的価値があったり、歴史資料として価値があったりする場合、銃砲刀剣類登録証が与えられます。
自宅整理の際、刀剣類を発見した場合は、すぐに警察署に連絡して、登録審査会に持っていき、審査を受けましょう。