備前長船兼光は、備前国(現在の岡山県東部)備前伝長船派の刀工。鎌倉時代末期から南北朝時代の長きにわたり作刀した。備前長船景光の子である。左衛門尉兼光や延文兼光と称
される。備前長船兼光は四銘があるが、備前長船兼光といえば最上大業物十四工の一人であるこの延文兼光を指す。初期の作風と延文期の作風ではあきらかな違いがあるため、この延文兼光を初代・二代と分ける説もあったが、いまでは、同一刀工の作風の変遷であって一代とされる。初期は父景光の作風に近く直刃や片落ち互の目など地味なものが多いが、経年後、のたれに互の目がまじった優雅な刃文を得意とするようになった。特に著名な特徴としては、地鉄に「牡丹映り」と呼ばれる映りが現れる。また、刀身に彫刻を施したものも多く見られる。
代表作
太刀(大太刀) 重要文化財 銘 備前長船兼光 延文二二年二月日 東京国立博物館所蔵
他重要文化財多数有り
備前長船兼光は、備前国(現在の岡山県東部)備前伝長船派の刀工。鎌倉時代末期から南北朝時代の長きにわたり作刀した。備前長船景光の子である。左衛門尉兼光や延文兼光と称
される。備前長船兼光は四銘があるが、備前長船兼光といえば最上大業物十四工の一人であるこの延文兼光を指す。初期の作風と延文期の作風ではあきらかな違いがあるため、この延文兼光を初代・二代と分ける説もあったが、いまでは、同一刀工の作風の変遷であって一代とされる。初期は父景光の作風に近く直刃や片落ち互の目など地味なものが多いが、経年後、のたれに互の目がまじった優雅な刃文を得意とするようになった。特に著名な特徴としては、地鉄に「牡丹映り」と呼ばれる映りが現れる。また、刀身に彫刻を施したものも多く見られる。
代表作
太刀(大太刀) 重要文化財 銘 備前長船兼光 延文二二年二月日 東京国立博物館所蔵
他重要文化財多数有り