骨董品の下位分類

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骨董品の下位分類

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日本にも欧米から輸入した骨董品が数多く存在しますが、それらの呼称も欧米式であることをご存知でしょうか。

欧米では「アンティーク」という言葉は製造から100年以上経過したものの総称として使われることが多く、古物全般を取り扱う市場では、「ジャンク」「ラビッシュ」「ビンテージ」といった言葉の方が頻繁に用いられています。

ジャンクは誕生後100年には満たない物、ラビッシュは価値の低い物を指します。ビンテージは元々ワインの製造年代の謂いで、「古くても質が良く、美実的価値の分かる人に愛される」といった形容です。ですから欧米から日本に輸入された時も、それらの古物にはこうした呼称が冠されていることも多いのです。

 

では「骨董」にはどのような意味があるのでしょうか。

「アンティーク=価値が高い」という等式は日本人の頭の中にも太古から存在したのですが、それらの貴重な古物を総称する言葉の成り立ちには時間を要しました。そもそも「骨董」の字義として「アンティーク」という意味はありません。

現に骨董箱、骨董汁といった言葉は「雑多な」という形容に用いられるに過ぎません。言わば「がらくたもの」であった「骨董」に、時代が下るにつれてアンティークの意が埋め込まれていったと考えられています。

骨董品の市場価値基準は曖昧で、そもそも定価が存在しません。古物商の間で自然に形成された相場が唯一の基準であり、古さ、希少性、制作者に対する評価、保存状態等が勘案され、売買の価格が決定します。相場価格の変動にも規則性はなく、時勢や流行が大きく影響します。

希少だと思われていたものが大量に発見されたり、製作者の名声が高まったりすると、価格は激しく乱高下するのです。

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