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「業物(わざもの)」

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日本刀が名だたる名刀などと呼ばれるためには、外観、切れ味、鍛えの三つ揃いが必要となっていたようです。そのなかでも「業物(わざもの)」などと呼ばれた場合は、切れ味のみが試されていたようです。「業物」は、4段階に区分され「最上級大業物」「大業物」「良業物」「業物」となったようです。最上級大業物は10回のうち7~8回切れ味よく切断できたものを言うそうです。「大業物」は、10回のうち7~8回は切れたものの、最上級大業物ほどは切れ味が良くなかったものを言うそうです。「良業物」は10回に5~6回切れたもの、「業物」は10回に3~4回切れたものなどに分類されているそうです。実際に日本刀で人肉を切ると脂が刀につくことから、実践で人を斬った刀は使い物にならなくなるなどとも言われ、多くの戦場で実際には日本刀が使われていなかったことが歴史の中での事実として知られております。実際に日本刀で人を切ることによって、刀に大きなダメージが与えられてしまうことから、名刀ほど戦場では用いられなかったなどとも言われているそうです。また最上級大業物などのように大変切れ味の良い日本刀を人々が手にするには、よほどの覚悟が必要とされ、万が一、感情的な行動をともなった時などを考えますと日本刀は、精神力の強い人が持つものといったような風潮ができあがっていたっようなのです。

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